境川河口で初シーバスGET!ハクパターンを1gのメタルジグで攻略

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2025年3月2日に境川河口でスズキを釣ったルアー、ZeakのS_BIT1g。
釣行情報
釣行日2025年3月2日(日)
時間16時00分〜19時00分
潮回り中潮

1月13日の投稿以来、約1ヶ月半ぶりの投稿になる。

実はその間も5度ほど釣行していたものの、全てボウズ。

かつ、あまりにも魚からの反応がなかったので、投稿していなかった。

今思えば、「何も釣れない」というのも、大事な記録の1つだったかもしれない。

さて、ここからが本題。

久しぶり魚が釣れたので、その模様を投稿する。

目次

大潮後の中潮、バチ抜けを期待して向かうは境川河口!

2025年3月2日の境川河口。

シーバスが釣れやすい「バチ抜け」というものを知ってから、ものすごく興味が湧いていた。

あれよあれよと、有名どころのバチ抜けルアーを購入。

上から、

  • ジャクソン にょろにょろ
  • ベイルーフ マニック
  • ガイア エリア10
  • タックルハウス ローリングベイト

だ。

大潮後の中潮なので、潮回りは良いと思う。

しかも好天で風がなく、期待が膨らむ。

満潮は18時39分の予報だが、余裕を持って釣り場には16時ちょうどくらいに到着。

まだ明るいのと、キビレが釣れたという情報を得たので、暗くなるまでチニングをやっていることにした。

が、投げても投げても、反応はない。

そうこうしているうちに、段々と陽が落ちてきた。

バチ抜けルアーに変えてトライ!

今日の本番は、むしろこれから。

立ち位置が根掛かりしやすい場所だったので、最初はシングルフックのにょろにょろを選んだ。

上流にキャストして、表層を引いてこられるように、少し早めに巻く。

…反応なし。

3つくらいコースを変えて流しても反応がなかった。

エリア10、マニックと早めにルアーを交換し、同じくコースを変えて流したが、やはり反応なし。

水面はどこもおだやかで、魚が何かを吸い込むような音はしない。

ルアーマンも2人くらいしかおらず、

「もしかして、境川河口って、あんまりバチ抜けに向いてない?」

「そもそも、バチ抜けの時期ってもう終わってたりしない?」

などと考えてしまった。

満潮間際の18時、足元が炸裂!

その後もバチ抜けルアーを投げていると、ルアーのある場所とは全然違う足元の水面が、突然「バジャッ!」と炸裂した。

足元も足元、爪先から20センチくらいの距離だ。

「うわ!なに?」

と怯んだが、この生命感は嬉しい。

でも、目視でバチは確認できない。

その後も、壁際が何度か炸裂したので、バチ抜けルアーを壁際に投げる。

…が、反応なし。

何度か投げていると、足元でキラキラっと光るものがあった。

2025年3月2日、境川河口にいたハク。

ボラの稚魚、ハクだ。

その瞬間、

「あ、もしかして、これ食べてる?」

と、状況を理解できた気がした。

子供の頃にブラックバス釣りをやっていたことで、フチから落ちてくる小魚を食べる魚がいることは、何となく知っていたからだ。

ということは、このハクに針を付けて泳がせれば釣れるか?とも考えたが、そういった仕掛けを持ってきていない。

かといって、ルアーのフックでは大きすぎる。

そういえば、サイズ的にちょうど良いルアーを持ってきていた

2025年3月2日に境川河口でスズキを釣ったルアー、ZeakのZ_BIT1g。

ZeakeのZ_BIT(たぶん)だ。

重さは1gで、シルバーな感じもハクっぽい。

ということで、これをセットして岸際に投げてみる。

ちなみにタックルは、

ロッドメジャークラフト ソルパラ SPX-783M 黒鯛
リールダイワ エメラルダス LT2500S
メインラインPE0.6号
リーダーフロロカーボン2号

だったので飛距離が出ないかと思ったが、15mくらいは飛んだ。

ちょんちょんと表面でアクションしたり、フォールさせてみたりしたが、反応はない。

その時、ある考えが浮かんだ。

波に打ち上げられて、波でまた水中に引き摺り込まれるハクを食べてるんだったら、もういっそ足元にルアーを垂らしておけばいいんじゃないか?というものだ。

物は試しということで、水面から20センチくらい下にルアーを落とし、動かさないことにした。

自分では動かさないが、ルアーの重さが1gなので、実際は波が来るたびにキラキラっと動いている…はず。

すると、5分もしないうちに、竿先にわずかな重量感。

明らかに魚のアタリだが、この段階では、たぶん大きくて30センチくらいのセイゴかなと思っていた。

そのつもりで合わせたら…

あれ、なんだこの重さ

間違いなく魚だ。でも思ってたのと全然違う。

数週間ぶりのアタリなので嬉しいはずなのに、あまりにも想像と違いすぎて、ただただ困惑。

と、掛けた魚が動き出す。

とてつもない重量感だ。

1gのルアーを使っていて感じる重さじゃない。

と、魚が反転。

街灯の光に反射した魚体は、イメージをはるかに超えるサイズのシーバスだった。

「ウソだろ!?」

と、思わずドラグを緩める。

しかし、青物みたいにガーっと突っ走るわけではなく、ヌボーっという引き。

それでも、重量感がすごい。

1gのルアーに付いている小さなフックが伸ばされないかと、ひたすら心配だった。

掛かっている魚、その大きさ、フックサイズを考えると、ファイトを楽しむ余裕もない。

冷静を意識し、用意していたタモを手に取り、伸ばし始める。

が、5mもあるタモなので、ひたすらに伸びていく。

イヤーっとワタワタしているうちに、またシーバスが少し走る。

もうパニックだ。

ドラグを出しつつ、少し巻きつつして、何とかシーバスが止まってくれた。

タモもいい感じの長さに調整。

そしてついに、タモが魚体に触れる。

が、入らない。

大きすぎる。というか長すぎる。

しかし、幸いにも魚は大暴れしない。

何度かネットインに挑戦し、ついに…

2025年3月2日に境川河口で釣れたシーバス(スズキ)。

「入った?入った?」

「よーし!いや、でっか!」

と、思わず口に出てしまった。

口なんて、筆者の拳が入るんじゃないかというサイズだ。

シーバスの口に刺さったルアーの写真。

ルアーはまるで、アクセサリーのように付いていた。

フックは2本ともガッツリと掛かっていて、伸ばされている感じもない。

とにもかくにも、獲れてよかった。

シーバスアングラーにとっては「まぁまぁかな?」というサイズかもしれないが、筆者にとっては信じられない大物だ。

釣り上げた興奮と感動で、足はワナワナと震えていた。

計測の結果、69センチ!

2025年3月2日に境川河口で釣ったシーバスのサイズは69センチだった。

筆者は基本的に、釣れた魚は食べる方針だ。

胃袋にバチをたらふく溜め込んだ個体でも関係なく、食べるつもりだった。(正直ちょっと気持ち悪いけど)

なので、釣れたシーバスは持って帰ってきた。

数字の見やすいスケールで測ろうとしたが、65センチまでしかなく、これを若干オーバーしていた。

工作用のコンベックスを持ってきて計測すると、70センチ?いや69センチ?というところ。

いずれにしても、サイズ的には「スズキ」であり、初めての釣果だ。

さっそく捌いたところ、喉の辺りから未消化のハクが何匹も出てきた。

現地で把握した状況と選択が合っていたことが証明され、それもすごく嬉しかった。

予想外だったのは、オレンジ色の卵を持っていたこと。

「スズキは冬に沖合で産卵して、体力回復のために戻ってくる」

と聞いていたので、あれ?もうすぐ春だよね?と、違和感があった。

ちなみに、身の方は…

釣れたスズキを捌いた画像。

皮を剥いでジップロックに入れ、冷蔵庫で一晩寝かせた写真。

全体的にくすんだ色をしているが、捌いたばかりの昨日と大きく色が変わった感じもしない。

また、目視でも、アニサキスライトを当てても、変な寄生虫っぽいのは見当たらなかった。

寄生虫、発見

刺身を漬けにしたところ、身が透明になり、白いプツプツ(クドア イワタイのシスト)が数個確認できた。

取り出しすとコリコリしていて、プチッと潰れたので間違い無いだろう。

すでにそこそこの量を食べて体調不良は起きていないが、発見した時点で生食はやめることにした。

クドア・イワタイの詳細はこちら(静岡市保健所食品衛生課の資料)

釣れたスズキを刺身にした。

さらに小さく切ってみると、うん、美味しそう!

薄口醤油をつけて食べてみたところ、んー。

まず弾力がすごい。

悪くはないんだけど、なんというか筋肉質で、ザクザクして硬い。

そして、鼻の奥に抜ける、かすかに不思議な風味。

ケミカル臭といわれる重油みたいな匂いではないんだけど、なんかこう、入浴剤みたい?

そこまで気にならないけど、気にし出したら気になるみたいな。

「うえー!激マズで食えねー」

って感じではないので、クセなく食べられそうな方法をいろいろ試してみる。

(ちょっと調べたところ、薄切りにして氷水にさらす「あらい」がいいらしい。)

いろいろな方法で食べてみたが…

  • 刺身
  • あらい
  • カルパッチョ
  • 塩焼き
  • 漬け

を試してみたが、やはりどれも入浴剤の風味がした。

ちなみに、匂いではない。

ドブとか、泥とか、漂白剤とか、カビとか、一般的に言われる「臭み」はまったくないのだ。

身を噛み締めて初めて、身の奥のほうからフワッと入浴剤の風味が顔を出す。

ネットで調べても、似たような情報にまったく辿り着けない。

持って帰ってきたので食べ切りたいが、んー、難しいか。

今度から、河口のこのサイズは、釣れてもリリースしよう。

まとめ

2025年3月2日に境川河口で釣れたシーバスの写真。

今回、現地でたまたま状況に合わせられたものの、後で調べたところ、これはいわゆる「ハクパターン」というものらしい。

ハクパターンが起きやすい条件として、

  • 春のバチ抜けと同じ時期
  • 薄暗い時間帯に潮位が高くなる
  • 潮がよく動くタイミング

と紹介されていて、まさに合致していた。

が、調べた限りだと、ハクパターンでは一般的にブレードが付いたルアーを使うらしい。

今回のようなハクのサイズに近いマイクロメタルジグを水面近くに放置して釣るという方法は見かけなかった。

やはり、釣りはやってみないとわからないことが多い。

今後は、周囲の状況を観察しながら、生命感があったら「マッチザベイトにするには何が必要か?」を考えて試してみようと思った。

魚種匹数
スズキ(69センチ)1匹
あの人はなぜ、良く釣れるのか?

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この記事を書いた人

週末に江ノ島周辺で釣りしてます。エサ釣りからルアー釣りまで幅広く、旬の魚を釣るのが趣味です。釣った魚は美味しく食べて乾杯!アジの刺身、カサゴの唐揚げ、メジナの炙り刺身が好きです。

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