釣行情報 | |
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釣行日 | 2025年9月12日(金) |
時間 | 11時30分〜20時30分 |
潮回り | 中潮 |
友人と話をしていて、タチウオ釣りに行くことになった。
江ノ島でも釣れるようだが、裏磯+夜のイメージがあるので、ちょっと怖い。
ということで、足場の良いところで予行演習をすることにした。
向かったのは、横須賀市にある『海辺釣り公園』。
電車を使って約1時間半、今日はちょっとした遠征だ。
昼は青物を狙ってメタルジグと弓角
タチウオは完全にシーズンインしているようなので、場所取りが大変かと思い、休みを取って昼から参戦することにした。
公園に入って早々、いい意味で期待を裏切られる。
人が少ないのだ。
まぁ平日だし、そりゃそうか。
狙いの公園奥側も、しっかり開いている。
夏の江ノ島の混雑状況を見ていると、天国に感じられるほどだ。
ということで、荷物を下ろし、ゆっくりと準備開始。
目の前には、バッキバキに潮目が見える。
どうやらここは、サバやイナダも回ってくるらしい。
ということで、まずは青物狙い。
メタルジグやジグサビキを投げるも、反応はない。
弓角を投げると、ガツンとアタリが出た。
が、ミスバイトか?
期待しながら同じ場所に投げてみるも、反応がない。
水面を見るとボラが群れていたので、それのスレがかりだったのだろうか。
投釣りに変更してみると…
青物は回ってきていないようなので、キス狙いに変更。
今年は東京湾でシロギスが好調らしく、楽しみだ。
パワーイソメを付けて遠投し、サビいてくると、さっそくコツンというアタリが出た。
が、乗らない。
ここは手前に根があるということなので、早まきで回収すると、ゴツンという強いアタリ。
が、やはり乗らない。
仕掛けを完全に回収すると、なんと2本針に付けたパワーイソメが、どちらも無くなっていた。
これは期待できる!
急いでパワーイソメを付け直し、同じ方向へ投入。
…が、当たらない。
サビいてくると、根掛かってしまった。
思ったよりも仕掛けが飛んでいなかったか、サビき過ぎたか、根が想像以上に張り出していたか。
これは、初めての釣り場ならではのわからなさだ。
幸い根掛かっていたのは針だけのようで、1本のロストで済んだ。
もう1本の針にはパワーイソメが残っていたが、歯形がついていたので、さっきのアタリもフグだったのだろう。
根掛かりが怖くなったので、タチウオの時間まで、持ってきた食料を食べたり、水分補給したり、仕掛けの準備をしたりして過ごした。
16時50分、いよいよタチウオ釣りスタート!
タチウオの時合は、日没前後の1〜2時間とのこと。
少し遠くにいたワインドの人も、投げ始めた。
筆者は、キビナゴを付けたテンヤ引き釣りだ。
勝手がわからないので、とりあえず投げてゆっくり巻いてくる。
「これでいいのかな?」
「うわっ、私のキビナゴ、ズレ過ぎ?」
なんて考えながら投げ続けていると、7秒フォールでガツンというアタリが出た!
が、突然のことにビックリして、合わせを入れてしまった。
写真を撮り忘れてしまったが、テンヤに付けていたキビナゴの尾側ががガッツリ削り取られていたので、間違いなく何かに食われた。
「うわー、やられた!」
「本当にタチウオきたかも!」
と思いながら辺りを見回すと、視界の端に銀色のウネウネが見えた。
なんと、ワインドをやっていた人が、タチウオを釣っていたのだ。
と、さらにその奥にいた人(ワインドかテンヤか見えない)までタチウオを釣っている。
こうなると、焦りと「自分だけ釣れないんじゃないか」という不安が押し寄せてくる。
しかし、信じて投げ続けるしかない。
そうこうしながら、投げ続けること数十分。
ついにガツっという強烈なアタリ!
今度は、とにかく合わせず巻き続けることに集中。
するとガツガツガツガツと竿先が引き込まれた!
「うわうわうわうわ」
と焦りつつゆっくり巻いてくるが、引きがなかなかに強い。
そこから先はあまり覚えていないが、抜き上げに成功。

うおおおおお!タチウオだ!釣れた!

ギリギリ指3本あるかという、そこまで大きくないサイズだが、初めてということで感動もひとしお。
そして、この銀色のギラギラした魚体がまた素晴らしい。
と、感動に包まれながらも、今はきっと時合。
サクッと締めて血抜きをしながら、用意していた新しいテンヤに付け変える。
タチウオをクーラーボックスに入れたら、テンヤを再投入。
アタリはある、でも乗らない。
という状況を楽しみながら、テンヤの重さを変えたり、キビナゴを付け直したり。
キビナゴの付け方も、最初より上手になった気がする。
そして、日がすっかり落ちた頃。
ザラっ…ガツ…ガツ…ガツガツ…ガツガツガツガツ…ガツガツガツガツガツガツガツガツ
ずいぶんと長いアタリの後に、しっかりと食い込んだ。
1匹目よりも強い感じがする。

ちょっとサイズアップ!
しかしまぁ、キビナゴを付ける手間は確かにあるけど、アタリが多くて楽しい釣りだ。
が、このタチウオを釣ってしばらくすると、アタリがパタっと無くなった。
カウントを刻んでも、どこでもアタリが出ない。
さすが、別名『幽霊魚』だ。
ちょうど潮止まりの時間ということも合わさったのだと思う。
岸側に大量のゴミ(主に草や葉っぱ)が流れ着いていて、釣りもしづらくなっていた。
ちょっと休憩しつつ、次の時合がいつ来るかわからないこともあり、テンヤを投げ続ける。
仕掛けが藻だるまになるが、せっせと取って投げ続ける。
そして、潮が下げ始めてゴミが無くなってきた頃、再びアタリが出始めた。
テンヤを引いてきて、足元でフォールさせると、そこでもアタリが出る状況。
ただ、じゃあ足元にテンヤを落とせば釣れるのかというと、そうでもない。
なので、テンヤを投げ続けると…ガツっ、グイーーンと竿先が引き込まれた。
アタリが長い時もあれば短い時もあって、バリエーションが豊富で、それも楽しい。
そして、この日1番の重量感だ。
抜きあげると、

これはサイズアップ!しっかり指3本ある。
時間が深くなるほどサイズが上がるのかな?
もうちょっと釣りしようかと思ったが、使っていたテンヤの餌巻ステンが千切れたので、ここで納竿とした。
初めてのタチウオ釣りで学んだこと
- 時合のスタートは日没の1時間前後
- 夕方なら明るい時間でも案外釣れる
- とにかく巻き合わせを意識する
- 棚は浅め(14グラムのテンヤでカウント10以内)
- 巻くスピードはゆっくり
- ワイヤーリーダーも先糸も不要(フロロカーボン5号のリーダーでOK)
- アタリ優先で切られてから考える
- キビナゴの付け方が多少雑でも釣れる
- キビナゴが食われたら交換推奨
今回は初めてということで、とにかくアタリが欲しくて、ワイヤーリーダーや先糸を外して使った。
結果的に、それが良かったのかもしれない。
今回は巻きの釣りが中心だったので、フォールの釣りだとまた違うのかもしれないけど。
実際、3匹目のタチウオが少しリーダーに触れたようだが、

これくらいの削られ方で、まだ耐えられそうだった。
まとめ
遠征、初釣行ながらアタリ10回以上、3匹ゲットということで、個人的には大満足だった。
キビナゴを付ける手間は面倒だが、アタリが多いので楽しい。
夕方なら明るい時間でも釣れることがわかったので、これなら江ノ島の裏磯でもチャレンジできそう。
今度は江ノ島でもやってみようと思う。
最後に、本日のタックルはこちら。
タチウオにしてはちょっと強めだが、逆に安心できた。
ロッド | ダイワ ルアーニスト96M |
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リール | ダイワ フリームスLT4000-CXH |
メインライン | シーガー PE X8 1.0号 |
リーダー | デュエル 魚に見えないピンクフロロ 5号 |
魚種 | 匹数 |
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タチウオ | 3匹 |