釣行情報 | |
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釣行日 | 2024年11月24日(土) |
時間 | 15時30分〜17時30分 |
潮回り | 小潮 |
今週は、土日共に風速5mくらいの予報。
この風だと、個人的に湘南大堤防のフカセ釣りがやりづらいように思えたので、夕方から片瀬漁港に向かった。
ターゲットは、アジ・カマス・セイゴあたり。
最近、アジング用のフロートと、マイクロワインド用のジグヘッドを買ったので、その調査も兼ねてというところ。
他に、ゴンズイを食べてみたかったで、そのためにオキアミも持っていったのだが…
片瀬漁港へ到着、やはり風が強い
土曜日ということもあって、釣り場はかなり混雑していた。
おまけに、風は横方向から強めに吹き続けている。
なんとかスペースを見つけたものの、仕掛けを飛ばしている人がチラホラ。
ここで筆者がルアーを投げたら絡まりそうと思って、ルアー釣りは半ば諦めつつ、ゴンズイ釣りの準備を始めた。
使うのは、市販の3号ブラクリ。
さっそくオキアミを付けて、足元に落としてみる。
足元の釣りは、隣をほとんど気にしなくて良いので楽だ。
落として数分後、仕掛けを上げてみると、餌が取られている。
アタリは感じられなかったが、口の小さい何かはいるようだ。
そうなると、何の魚か気になる。
グレ針を持ってきていたので、1.5号のハリスを結び、ブラクリにつなげた。何ともヘンテコな仕掛けだ。
グレ針のほうにだけオキアミを付けて、さっそく投入。
すると、間もなくコツコツという小さなアタリがあった。
少し待つと、竿先がフッと軽くなる。
魚が餌を食い込んだ。
竿を立てて合わせると、そこそこ強めの引き。
淡い期待の中で上がってきたのは、
おー!タカノハダイだ!
学生の頃、静岡某所でモリで突いて塩焼きにした時、味が濃くて美味しかったので、ぜひとも再会したい魚だった。
一般的には「磯臭い」と言われているようだが、自分にはその印象はない。
とはいえ、念のため、すぐに脳締め+血抜きをし、内臓もその場で処理した。
もしかすると、まだいるかもしれないと思い、再度オキアミを付けて仕掛けを投入。
そこからは、まさかのタカノハダイ爆釣。
夕マヅメになるにつれて、サイズも上がってきた。
30センチを超える個体は、引もかなり強い。
下へ下へと突っ込んでいくファイトだ。
ハリスが1.5号ということもあり、ドラグを使いながらやり取りする場面も。
良い型が連続で釣れたので、その処理をしていると、日が沈んだ。
日が沈むと、さっきまでのアタリが嘘のように、餌が取られなくなった。
それでも少し粘っていると、タカノハダイとは違う、さらに小さなアタリが。
少し竿を立ててみると、何か付いていそうだ。
が、ものすごく軽い。
巻き上げてみると、何やらウネウネとした姿が。
これは…
ゴンズイだ。
しかし、ものすごく小さい。
ゴンズイは今日のメインターゲットだったが、このサイズだと食べられる部分はほとんどないだろう。
ということで、慎重に針を外してリリース。
その後も少し粘ったが、同じサイズのゴンズイしか釣れなくなった。
お持ち帰りのタカノハダイを5匹確保できていることもあり、釣り場に残ったタカノハダイの血を流して、17時半に納竿とした。
2024年11月23日、片瀬漁港での釣行まとめ
短時間の釣行+当初の予定とはだいぶ変わったが、ありがたいことに恵まれた釣果になった。
やはり、餌があると心強い。
今回の釣果は、間違いなく、小さくて強い針(グレ針)と餌のオキアミによるものだ。
今後も、このセットは携行していきたい。
魚種 | 匹数 |
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タカノハダイ | 5匹 |
ゴンズイ | 3匹 |
使用タックル | |
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ロッド | メジャークラフト ソルパラ SPX-782M/黒鯛 |
リール | ダイワ エメラルダスX LT2500S-H-DH |
メインライン | ダイワ PEライン UVFエメラルダスデュラセンサーX8+Si2 0.6号 |
リーダー | ダイワ エメラルダスリーダー ナチュラルグリーン 2.0号 |
【おまけ】タカノハダイのお味は…?
釣り場で内臓を処理していた時から思っていたが、内臓からも磯臭さはほとんど感じられない。
体表のヌメリから、少し独特な匂いがするくらいだ。
多少の匂い以上に、脂肪がいっぱいで美味そう。
家に帰って血合を洗っている時も、水に脂が浮いていた。
改めてお腹の匂いを嗅いでみても、魚っぽい匂いは多少するものの、特別臭いというほどではない。
釣ったその場で処理して、しっかり冷やして持ち帰ったからだろうか。
10数年ぶりに再会した魚。
とりあえず味を確かめたい!ということで刺身にしてみると、
見た目はもう、タイそのものという感じ。
脂がいい感じに乗っていて、臭みもまったくない。
臭みが完全に感じられなくなったのは、皮を引いたからだろうか?
薄口醤油でいただいてみると…
美味い、バコバコ釣れたのが信じられないくらい美味い!
釣れた当日なので旨みは薄めだが、脂の甘みは感じられて、ザクザクとした食感が心地よい。
マジックソルト+ハラペーニョタバスコ+レモン汁のソースに絡めると、フレンチの前菜に出てきそうなレベルだった。
魚っぽい匂いが苦手な妻も、このタカノハダイには箸が止まらない。
この日、捌いたタカノハダイは2匹。
残り3匹も刺身にしていただこうかなと思うくらい、とても美味しい魚だった。
余談、タカノハダイの鱗は『すき引き』が良さそう
タカノハダイの鱗は硬くて剥がれにくい。
そこで、こちらの動画を参考に、『すき引き』をしてみた。
鱗をすき引きしたタカノハダイは、美しい白身で、脂も透けて見え、さながら高級魚といった感じ。
これで塩焼きや煮付けにもしやすくなった。
が、やはり刺身の美味さが忘れられない。