釣行情報 | |
---|---|
釣行日 | 2025年4月4日(金) |
時間 | 18時30分〜20時30分 |
潮回り | 小潮 |
そろそろヒラメの季節かな?と思ったので、片瀬西浜へサーフ釣りに出かけた。
ここは手軽に行けるのだが、朝や昼はサーファーが多い。
ということで、日没後に釣りを開始することにした。
18時30分、片瀬西浜に到着

思惑どおり、すでにサーファーの姿はない。
観光客などの姿もなく、気軽に釣りができそうだ。
到着してすぐに小雨が降り出したが、カッパを着てきたので大丈夫。
今日の使用タックルはこれだ。
ロッド | ダイワ ルアーニスト96M |
---|---|
リール | ダイワ フリームスLT4000-CXH |
メインライン | シーガー PE X8 1.0号 |
リーダー | デュエル 魚に見えないピンクフロロ5号 |
そういえば、片瀬西浜でサーフ釣りをするのは初めてだった。
それもあるし、そもそもサーフ釣りの経験は少ない。
その上での感想だが、なんというか、波足がすごく長かった。
常に水がある範囲は、20メートルくらい先な感じ。
ハードルアーを投げても、底をガリガリ引いてフックが一瞬で鈍ってしまいそうだったので、まずは静ヘッド10g+R-32をセット。
とりあえず投げてみたが、暗くてどれくらい飛んだかわからない。
が、一瞬で着底することはわかった。
「うーん、これはちょっと立ち込まないと釣りにならないぞ…」
と思ったものの、暗い夜の海で1人、ズンズンと海に入っていくのは恐怖だった。
引地川方面に向かいつつ、歩いては投げ、歩いては投げを繰り返したものの、どこも同じような状況。
そのため、思い切って一気に引地川の河口を目指した。
途中でベイトが打ち上げられていないか確認したが、何も見つけられなかった。
引地川河口に到着したものの、雷ゴロゴロ
「こんなに長かったっけ?」
と不安になりながらも、携帯の地図アプリを確認しながら、なんとか引地川河口に到着。
小潮ながら上げの時間帯ということもあり、水深は30センチくらいありそうだった。
なんとか釣りができそうだと思ってR-32を投げると、江ノ島方面の空がピカッ!
雷だった。
怖いなーと思っていると、今度は正面に強烈な稲光り。
ゴロゴロと音が鳴るまで10秒くらいあったので、まだ遠いかな?と思いつつも、流石に怖いので撤収することにした。
が、このまま帰るのももったいないので、片瀬漁港の様子だけ見ていくことに。
引き返し始めると、道路側ある電光掲示板に目がとまる。
「雷注意」
うん、やっぱり危ない。
ロッドを水平に持ち、避雷針にならないよう慎重に、かつ早めに歩みを進めた。
19時30分頃、片瀬漁港に到着
片瀬漁港の釣り場に向かう道中、釣りをしていた先行者の方に出会った。
どうやら帰るようだ。
「雷、危ないねぇ」
「なんかずっといますよね」
と少し話して、やっぱり見るだけ見てすぐ帰ろうという気持ちが強まった。
釣り場に到着すると、誰もいない。
前回の釣行では沖で何か跳ねていたが、今日はそれもないようだ。
誰もいないので海面をライトで照らして見ると、ダイナンウミヘビがにょろにょろと泳いでいた。
「うん、やっぱりいないな」
と思って帰ろうとしたところ、先ほどの先行者の方が戻ってきた。
「大丈夫そうだね」
と。
そういえば確かに、空が光りもしないし、ゴロゴロもならない。
何より、黒々とした雷雲がどこかに行っている感じがした。
そして、先行者の方いわく、ミノーでシーバスとマゴチが釣れたらしい。
お礼を言い、せっかくなので筆者も少し釣りをしていくことにした。
まずはミノーをセット
釣果情報をもらったら、基本的に真似したほうが、やはり釣果は出やすい。
ということで、ミノーを使うことにした。
ただ、最近買ったサイレントアサシンをいきなり投げるのは、すこし気が引けた。
使うために買ったのに、いざ使おうとすると、ロストが怖くなって使えない。
ということで、釣りを再開した2年ほど前に中古で買った、ビーチウォーカー110Sを使うことにした。
これは固定重心らしいので、特に何も考えず、投げて巻いてみた。
…ものの、ちゃんと泳いでるかどうかわからない。
とりあえず、このくらいの重さのルアーでも、リーダーのすっぽ抜けとかはないようなので、サイレントアサシンに変えることにした。
先行者の方が使っていたミノーがそんなに大きくないように感じたので、サイレントアサシンの99Fをセット。
うーん、これもちゃんと泳いでいるかわからない。
が、こちらはパッケージから出したばかりなので、多分泳いでいるだろう。
そもそも、ミノーってそんなにブリブリと操作感が手元に伝わってくる感じじゃないのかもしれない。
今度、明るい時に改めて試してみよう。
マゴチに狙いを定める
ヒラメを期待して釣りに来たわけだが、ミノーを使っていても反応がない。
ということで、先行者の方に教えてもらったマゴチに狙いを定めることにした。
使うのは、静ヘッド20g+パワーベイト3.7inch(ピンクグロー)。

実はこの組み合わせで、過去2回、ヒラメを掛けたことがある。
が、いずれもバラしてしまい、釣果には至っていない。
しかし、自分の中では、十分に実績のある組み合わせだ。
マゴチ狙いということで、投げて着底を取り、3回巻いて底を取り直す…という動きを繰り返す。
すると数投で、巻き始めに若干の違和感。
が、ゴミかな?と思い、特に気にすることもなかった。
その後、また数投で、今度は生命感のある感触。
が、これも「ラインに魚がぶつかったのかな?」くらいに思った。
ワームもズレてなかったし。
ただ、生命感があったので、少し期待値は上がった。
そして投げ続けていると、巻きはじめにズシッとした重さが。
ゴミかな?と思いつつ、念のためフッキングしてみると…重い。
根掛かりでないことに安心したのも束の間、ゴンゴンゴンゴンという叩くような引き!
「なんか食った!」
さて、この状況は何回か経験している。
そしてこれまでは、最終的にフックアウトしてしまっていた。
なので、冷静に追い合わせをした。
大丈夫、今回はガッツリかかったようだ。
ドラグを使いながら寄せ、足元まで来たのでライトで照らすと…デカい!
一瞬カスザメかと思ったが、それにしては細長い。
間違いない、これはマゴチだ。
しかし困った、どうしよう。
今日はサーフ釣りの予定だったので、タモを持っていない。
そして抜き上げるには、あまりに重い。
申し訳ないな…と思いつつ、先行者の方にタモを借りれないか声を掛けると、快諾してくださった。
というか、タモ入れしてくださった。
本当にありがたい。
できる限りのお礼を伝え、写真撮影をした。

念願叶った、初のフラットフィッシュ。
感動はひとしおのはずだったが、あっさりと釣れてしまったからか、意外と手は震えなかった。
もうこの1匹で、今日はお腹いっぱいだ。
タモ入れしてくださった先行者の方に改めてお礼を言い、帰ることを伝え、釣り場を後にした。
その後、浜で脳〆と血抜きをし、海水で濡らしたタオルにマゴチを包み、-16℃の保冷剤を付けてビニール袋で持ち帰った。
まとめ

家に帰って計測したところ、釣れたマゴチは54センチだった。
個人的には、大満足のサイズ。
そういえば、タモ入れしてくださった先行者の方が「52~3かな」と仰っていた。
かなりの精度に驚いたし、これまでそうとう釣ってきたのだろう。
いやはや、本当にありがたかった。
そして、いついかなるときも、やっぱりタモは持っていたほうが良いという学びを得た。
カラビナでぶら下げる用のランディングホルダーもせっかく買ったことだし、ちゃんと活用しよう。
ちなみに、マゴチの胃袋はカラだった。
魚種 | 匹数 |
---|---|
マゴチ | 1匹(54cm) |
おまけ:釣れたマゴチは薄造りに

初めて釣ったフラットフィッシュで、かつサイズが大きいので、捌くのは苦労した。
なんとか柵取りができたので、素人ながら薄造りに。
脂は乗っていないが、モチッとした歯ごたえと繊細な甘さ、そして噛むほどに出てくる旨みが素晴らしい。
無限にハシが進み、思わず白ワインを1本開けてしまった。
ごちそうさまでした。
- 身の一部を天ぶらに
-
外側をカリカリに揚げても、中はフワフワで美味い!
- 肝臓、食道+胃袋、卵巣は煮付けに
-
肝臓はレバー感があるが、鶏のレバーよりあっさりで、レバーが苦手な筆者でも美味しく食べられた。
食道+胃袋は、噛んだ瞬間に苦味が来たので廃棄。消化液の洗いが足りなかったのかも。
卵巣はフカフカとした食感。味はあまりないが不味くはなかった。
- 頭や背骨などのアラは味噌汁に
-
良いダシが出て美味しい。カサゴに近い感じがする。
身はフワフワでプリプリ。それでいて風味も感じられ、非常に美味かった。