江ノ島の釣りで根掛かりを回避する2つの方法

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「江ノ島で魚が釣れるって聞いたのに、根掛かりばかりで心が折れそう」

「前回釣りに行った時は、根掛かりで仕掛けが全部なくなって釣りどころじゃなかった」

と、せっかく楽しい釣りになるはずだったのに、残念な気持ちになった経験はないでしょうか?

筆者も散々悩まされた江ノ島の根掛かり…

この記事では、江ノ島で釣りをする時の根掛かり回避策について解説します。

目次

そもそも、江ノ島の島内は全体的に根掛かり多発地帯!

江ノ島の島内には、江ノ島大橋から東回りに、

  • オリンピック公園
  • 湘南大堤防
  • 表磯
  • 裏磯
  • 西浦漁港

というポイントがあり、その全てが根掛かり多発ポイントになっています。

江ノ島は『島』なので、周辺の地形や海底は、基本的にゴツゴツした岩であることが多いからです。

砂地の部分もあるのですが、特に湘南大堤防の外洋側は、砂地に巨大な岩が混在しているような地形になっています。

また、下の画像のように、防波堤の周囲には『基礎捨石』があるため、やはりここも地形としてゴツゴツしています。

引用:児玉建設株式会社

なので、大前提として、江ノ島の島内は「仕掛けを底に沈めると根掛かりする可能性が高い」ということを知っておいてください。

江ノ島で根掛かりを避けて快適に釣りをする2つの方法+α

では、そんな根掛かり多発地帯の江ノ島で、どうすれば快適に釣りができるのか?

方法は主に2つあります。

  1. 根掛かりしない釣り方をする
  2. 根掛かりしない(しにくい)場所に移動する

根掛かり回避策1:根掛かりしない釣り方をする

江ノ島で発生する根掛かりのほとんどは、仕掛けを海底に付ける(厳密には、海底に付けたまま放置する)ことが原因です。

そのため、仕掛けを海底につけない釣り方をすることで、根掛かりしてしまう可能性を大きく軽減できます。

一番わかりやすいのは、ウキを使った釣りです。

ウキから下の糸を2mくらいまでの長さで調整して釣りをすれば、大潮の干潮でもない限り、ほぼ根掛かりはしないはずです。

サビキ釣りの場合でも、「オモリが海底に付いたな」「リールから糸が出ていかなくなったな」と分かったら、放置せずにリールを2〜3回転させることで、根掛かりをかなり減らせます。

とにかく、仕掛けを底に付けたまま放置しないということを頭に入れておくのが、江ノ島で有効な根掛かり回避策となります。

根掛かり回避策2:根掛かりしない(しにくい)場所に移動する

手持ちの道具によっては、仕掛けを底に付ける釣り方しかできない場合もあるでしょう。

例えば、「天秤と投げ釣り用の仕掛け、エサはアオイソメしか持っていないんだけど…」というような状況ですね。

この場合は、思い切って釣りをする場所を変えるのが効果的です。

具体的には、江ノ島から少し出て、境川河口や片瀬漁港への移動がオススメです。

境川河口

境川河口は、江ノ島大橋に隣接しているので、島内に車を停めていても歩いて移動できます。

べんてん丸乗り場(弁天橋乗り場 公衆トイレ)より川側にはロープが張られているので、そこよりも海側に行きましょう。

丸い大きなウキ(ブイ)の周辺には、やはりロープがあるので、そこは避けて釣りをしてください。

境川河口の底質は、基本的には砂泥で、朽ちた木の枝などのゴミも沈んでいます。

ただ、動かせない大きな岩などはないので、基本的に根掛かりはしないはずです。

シロギスやシタビラメ、セイゴ(スズキの幼魚)やメッキ(平べったいアジ系の魚)などが釣れます。

まれに根掛かりしたように感じる場合もありますが、その場合はウミヘビが餌に食いついて、砂に潜った可能性が高いです。

境川河口で釣れるダイナンウミヘビの写真。
境川河口で釣れるダイナンウミヘビ

根気よく引っ張っていると砂から出てくるので、引き上げましょう。

歯が鋭いので、無理に針を外そうとせず、針の近くで糸を切って海に逃がしてあげてください。(ウミヘビに掛かったハリは、そのうち自然に外れます)

片瀬漁港

片瀬漁港の写真。

江ノ島の島内からだと、歩いて片瀬漁港に来るのは少し大変かもしれません。

近くに『江ノ電駐車センター』という駐車場があるので、そちらに車を移動させたほうが無難です。

さて、こちらの片瀬漁港、下記写真の『海釣りゾーン』でのみ、釣りをして良いことになっています。

片瀬漁港の海釣りゾーン解説掲示板の写真。

この場所の底質は基本的に砂で、ゴミが沈んでいることも少なく、根掛かりはほぼゼロといっていいと思います。

シロギスやヒイラギといった投げ釣りの定番ターゲットから、イワシ、アジ、メッキ、タカノハダイなど、時期によっては釣れる魚のバリエーションも豊富です。

ただし、休日は混雑してることも多いので、人が多くて釣りがやりにくそうであれば、境川河口も検討してみてください。

腰越漁港について

江ノ島の近くには、腰越漁港という釣り場もあります。

基本的に砂地なので、足元〜ちょい投げなら根掛かりはしにくいです。

ただ、少し遠目に投げると、強めの海藻が結構生えているので、かなり根掛かりしやすい印象です。

なので、根掛かりを避けて快適に釣りがしたいなら、腰越漁港ではなく、境川河口か片瀬漁港をオススメします。

番外編:根掛かりしにくいハリを使う

江ノ島では、ブラクリを使ってカサゴを狙っている人も多く見かけます。

でも、一般的なブラクリって、すごく根掛かりしやすいんです。

「カサゴが釣りたい!でも根掛かりはしたくない!」

筆者自身、このような思いがあって、試行錯誤の末にたどり着いたのが、『ムツバリ』です。

一般的なブラクリのハリと、ムツバリの比較写真。

写真左側が、一般的なブラクリのハリ。右側がムツバリとなっています。

パッと見でもハリの形が違うことに気づくと思いますが、ムツバリはハリの先端が内側に向いているんです。

ハリ先が内側を向いていることで、障害物に当たったときにスルッと滑り、根掛かりを回避してくれます。

筆者の個人的な印象なのですが、一般的なブラクリと比較して、根掛かりの確率が1/10くらいに減りました。

もちろん、オモリが岩の隙間に入り込んでしまったり、不意のタイミングでハリ先が引っかかったりすることもありますが、個人的に根掛かり対策としてかなり有効だと感じているので、もし良ければ試してみてください。

自分が使っているオモリとハリはこちら

江ノ島で釣りをする時の根掛かり対策まとめ

江ノ島は地形的に、そもそも根掛かりしやすい場所だというのが大前提です。

その上で、江ノ島で根掛かりを回避して快適に釣りを楽しむためには、

  • 根掛かりしにくい釣り方をする
  • 根掛かりしにくい場所に移動する

という2つの方法が効果的です。

また、カサゴやハタといった根魚を狙う場合は、根掛かりを軽減できる『ムツバリ』が有効なので、試してみてください。

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この記事を書いた人

週末に江ノ島周辺で釣りしてます。エサ釣りからルアー釣りまで幅広く、旬の魚を釣るのが趣味です。釣った魚は美味しく食べて乾杯!アジの刺身、カサゴの唐揚げ、メジナの炙り刺身が好きです。

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